FILM/映画上映

■【FILM/映画上映】『函館珈琲』11/4(土)11:30-/14:00-  11/5(日)11:30-/16:00- 予約優先

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©HAKODATEproject2016

「この街は流れる時間が違う…」

ときにはほろ苦く、甘酸っぱい、まるで珈琲のようなこの映画には、 大人だからこそ抱くもどかしい孤独が描かれています。 そして彼らの孤独を包み込むまちのおおらかさ。船、港、作家、建物、登場するすべてのものがノスタルジックな 大阪港の雰囲気に重なります。 物語の一員となってこのまちを見つめれば、新たな魅力に出会えるはず。

劇中「翡翠館」として登場する建物は、北海道函館市に実在するものです。明治時代に建てられましたが、取り壊し目前だった2014 年に有志がリノベーションし当時の姿に復元されました。 現在は「港の庵」と名付けられ、バル街の会場などとして活用されています。取り壊しを免れた築港ビルの背景にも共通するものがあります。

 〜 STORY 〜

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©HAKODATEproject2016

函館の街にひっそりと佇む翡翠館。 オーナーの荻原時子は、夢を追う若者たちにアトリエ兼住居として 部屋を貸し出している。翡翠館の住人になる条件はただひとつ。 時子が「翡翠館にふさわしい人」とおもうかどうかー。 装飾ガラス職人の堀池一子、テディベア作家の相澤幸太郎、 ピンホールカメラ専門写真家の藤村佐和。それぞれが『人生に欠か せないもの』を探し求め、もどかしい孤独の中にいた。

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©HAKODATEproject2016

夏のある日、翡翠館に来るはずであった家具職人藪下に代わり、 後輩の桧山英二がやってくる。翡翠館の蔵で古本屋を開くという桧山 もまた、他人には触れさせない震える孤独を抱えていた。 しかし、彼が仕事の合間に淹れるコーヒーには、人の心に届く柔らかい 香りがあった。
各々が抱えるもどかしい心の棘。 コーヒーの香りが鼻先をくすぐり、つかの間のふれあいがはじまる。
「この街は流れる時間がちがう…」
函館の短い夏が終わりを告げる時、コーヒーの香りが心を包み込み、それぞれの人生が動き始める。

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©HAKODATEproject2016

—『函館珈琲』Hakodate coffee —

函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞 2013年度函館市長賞受賞作品
(2016年/日本/カラー/DCP/90分)

企画:函館港イルミナシオン映画祭実行委員会
監督:西尾孔志 脚本:いとう菜のは
出演:黄川田将也 片岡礼子 Azumi 中島トニー あがた森魚 夏樹陽子
制作:太秦 ソウルエイジ
配給・宣伝:太秦

 

 

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監督:西尾孔志
1974年生まれ。大阪府出身。映画監督。 娯楽映画を作る職人に憧れ、10代より京都の撮影所で録音見習いとして深作欣二などの黄金期の監督 たちの現場を体験する。20代からビジュアルアーツ専門学校に入り、自主制作の映画作品が黒沢清や 作家の中原昌也らから高い評価を得る。2005年、映画を作る映画祭である「シネアスト・オーガニゼーション・ 大阪エキシビション(略称CO2)」で第1回大阪市長賞(グランプリ)受賞。その後も数本の短編映画を製作し、 海外の映画祭でも上映。かたわらCO2で映画祭ディレクターを4年間務め、その間、石井裕也監督『ガールス パークス』、横浜聡子監督『ジャーマン+雨』、三宅唱監督『やくたたず』等の作品をCO2より生み出す。 大学や専門学校で講師を務めながら、2013年、平田満主演・ロビン西原作の『ソウルフラワートレイン』で 劇場映画デビュー。2014年は劇場映画第2作『キッチンドライブ』が公開された。